東亜城市足球連盟、国立台湾体育大学、台湾運動休閒健康発展協会が共同主催する「第7回東亜城市足球大会2023 in 台湾」は8月19日~同22日、台中市北屯太原スタジアムで開かれた。今大会には台湾台中市選抜、台湾体育大、沖縄選抜、琉球選抜、ベトナムFC、台湾桃園国際選抜など6チームが参加し、サッカーを通じて国際交流を果たした。
新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。東亜城市足球連盟の趙栄瑞秘書長は開幕式の挨拶で「将来はチームの増加と各年齢層の試合を増やし、台中市のサッカー発展をさらなる躍進を果たしていく」と意気込みを示した。
沖縄選抜は初戦、ベトナム企業所属のベトナム人で構成されるベトナムチームと対戦。最初にはベトナムFCに主導権を奪われたものの、冷静にゴールを決めていった沖縄選抜。後半では一気に4点を奪い6-2で快勝。第2戦は台湾大学サッカーの名門、台湾体育大との試合を臨み、蒸し暑い天気に試合は膠着し、0-1で惜敗。グループ2位ということで、3位決定戦に入った。最終日の桃園国際選に勢いが出た沖縄がプレッシングをかけてペースを握っていき、6-2で3位を決めた。
一方琉球選抜はまず、若い世代の選手を中心に構成される台中市選抜と対決。慣れない人工芝で苦戦を強いられたものの、後半は打開策を見つけ、わずか3分に先制点を決め、4-2で勝利を収めた。第2戦は桃園国際との対戦では、体格の劣勢で攻勢を抑えきれず、0-2のまま後半戦に入るが、オフェンスを強めた琉球は決定機を把握し3-2の逆転勝利を挙げて決勝進出になった。決勝戦では一気に台湾体育大を抑え込み、2-0で前半を折り返したが、台湾体育大は後半にプレッシャーをかけ、琉球は耐え切れず2-3と逆転を許した。
閉会式は同市内のホテルで開催され、各国の選手と本大会役員が積極的に交流を行い、非常に盛り上がった大会となった。